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歯が痛い時 対処法7選|薬が効かない夜や眠れない時に試すべき方法

「歯が痛くて眠れない…」「薬を飲んでも全然効かない…」そんな不安を抱えて検索している方も多いのではないでしょうか。
歯の痛みは自然に良くなることは少なく、放っておくと悪化してしまいます。
大切なのは、自宅でできる応急処置で一時的に痛みをやわらげながら、できる限り早く歯科医院を受診することです。
この記事では、薬が効かない夜に眠れない時の対処法や応急処置の方法、避けた方がよい行動、歯科医院に行くべき症状、さらに忙しい人でも続けやすい予防法まで分かりやすく解説します。
歯の痛みに困ったときの参考にしてください。
この記事の監修者

こんにちは。
歯科ハミール高田88 院長の茂木 将(もてぎ まさし)です。
当院は"ホスピタリティ"を大切に、患者様とのコミュニケーションを何より重視しています。
痛みへの配慮はもちろんのこと、治療にかかる費用や期間を事前にわかりやすくご説明し、納得いただいたうえで最適な治療計画をご提案します。
これまで、総合病院の口腔外科や大学病院のインプラント科で研修を積み、現在も勉強会やセミナーに積極的に参加しながら、最新の技術や知見を治療に反映しています。
特に、神経や歯をできる限り残す治療を軸に、患者様のお口の健康を長く守ることを目指しています。
私は高田馬場の出身です。
この馴染み深い地域で、皆様にとって「通いやすく、安心できる歯科医院」であり続けられるよう努めてまいります。
◆経歴
・ 2020年3月東京歯科大学 卒業
・ 2020年4月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 研修
・ 2022年3月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 研修修了
・ 2022年4月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 非常勤
・ 2022年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座 臨床専修科生
・ 2024年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座 レジデント
・ 2025年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座非常勤歯科医師
・ 2025年4月ハミール高田88院長
現在に至る
◆所属団体
・ 有病者歯科医療学会
・ 日本口腔インプラント学会
・ 顎顔面インプラント学会
・ ITIメンバー(世界中のインプラントの専門家を結ぶグループ)
・ 厚労省後援:Sauna Spa Professional
歯が痛い時にすぐできる応急処置
歯が急に痛むと、仕事や日常に大きな支障が出ます。そんな時に備えて、自宅でできる応急処置を知っておくと安心です。
冷やす方法や市販の痛み止めによる対処、うがいで清潔を保つ工夫、ツボ押しやドラッグストアで手に入るグッズ、薬が効かない夜の対処法、そして避けた方がよい行動まで、役立つ方法を紹介します。
頬の外側を冷やして痛みをやわらげる方法
歯の痛みは炎症によって神経が刺激されて強くなります。頬の外側を冷やせば血流が抑えられ、腫れや痛みも落ち着いていきます。
保冷剤や冷たいタオルは直接肌に当てず、布で包んで10〜15分ほど優しく当てましょう。長時間続けるのは逆効果になるため、当てては外すを繰り返すのがポイントです。
夜間に痛みが出た時や歯科医院に行けない時でも、取り入れられる応急処置です。
市販の痛み止めで一時的に対処する方法
歯の痛みが強い時には、我慢せず市販の鎮痛薬を使いましょう。代表的なものにはロキソニンやバファリンなどがあり、頭痛や発熱時と同じように作用します。
ただし、痛み止めはあくまで一時的な対処であり、原因そのものを治すことはできません。また、胃が弱い方や持病がある方、妊娠中の方は使用を控えるか、薬剤師に相談してから服用してください。
薬を飲んでも効きが悪いと感じたり、何度服用しても改善しない場合は、歯科医院での治療が必要です。
うがい薬や歯磨きで口の中を清潔に保つ方法
歯の痛みが強まる原因のひとつに、食べかすや細菌の繁殖があります。やわらかい歯ブラシで優しく磨いたあと、ぬるま湯や薄い塩水でうがいをすると効果的です。
口の中を清潔に保つことで炎症の悪化を防ぎ、歯科医院を受診するまでの時間を、少し楽に過ごすことができるでしょう。
ツボ押しで痛みをやわらげる方法
手や顔にあるツボを刺激することで、痛みが一時的にやわらぐことがあります。
代表的なのは、手の甲の「合谷(ごうこく)」と、耳の前にある「下関(げかん)」です。
合谷は親指と人差し指の骨が交わる部分にあり、親指で押すと痛みがやわらぐとされています。下関は口を開けた時にくぼむ部分で、ここを優しく押すとリラックス効果も期待できます。
強く押しすぎず、数秒押しては離す、を繰り返すのがコツです。
ツボ押しはあくまで補助的な方法であり、痛みの原因を治すものではありません。受診までの一時的な対処として取り入れるのがおすすめです。
薬が効かない夜に眠れない時の対処法
薬を飲んでも効かない、あるいは夜眠れないほど痛い時は、体勢を工夫することで楽になることがあります。
横になると血流が歯に集まりやすく、痛みが強くなります。そのため、枕を高めにして上体を少し起こして眠るとよいでしょう。痛みがやわらぎやすくなります。
それでも強い痛みが続く場合は、我慢せず歯科医院や夜間救急歯科の受診を検討してください。実際、東京23区などの夜間救急歯科診療所では、受診理由の大半(6〜8割)が「歯の痛み」と報告されています。
眠れないほどの痛みを抱え込まず、専門機関を頼ることが大切です。
ドラッグストアで買える応急処置グッズ
すぐに歯科医院に行けない時には、市販のケア用品が役立つこともあります。
歯ぐきに塗るタイプの鎮痛薬は炎症を一時的に抑え、仮詰め材は詰め物が取れた時に食べ物がしみるのを防いでくれます。冷却ジェルや口腔用鎮痛ジェルも不快感をやわらげる助けになるでしょう。
ただし、これらはあくまで応急的な処置にすぎません。仮詰め材は数日間の使用を目安とし、長期間の使用は避けてください。便利に感じても過信せず、必ず早めに歯科医院を受診しましょう。
食生活にも気を配る
歯の健康を守るには、毎日の食習慣も大きな影響を与えます。
砂糖を多く含むお菓子や清涼飲料水は虫歯の原因になりやすいため、摂りすぎには注意しましょう。
特に間食が多いと口の中が酸性に傾く時間が長くなり、歯の表面が溶けやすくなります。甘いものを食べた後は、軽くうがいをするだけでも予防になるのでおすすめです。
また、よく噛んで食べる習慣は唾液の分泌を促し、口内環境を整える効果があります。歯を強くするカルシウムや、虫歯のリスクを下げるキシリトール入りのガムを取り入れるのも効果的です。
栄養バランスを意識した食事と、だらだら食べを控えることが、歯の痛みを遠ざける大切なポイントです。
関連記事:親知らずの抜歯後にやってはいけないこと13選|痛み・食事・生活・症状の全対策ガイド
避けた方がよい行動(触る・温める・飲酒など)
痛みがある歯や歯ぐきを触ると、炎症が悪化し細菌が入りやすくなります。
温める行為も血流を増やして痛みを強めるため、長風呂や熱い飲み物は避けましょう。さらに、飲酒や激しい運動も血行を促進して症状を悪化させる原因になります。
応急処置を行う時は、こうした行動を控えることも大切です。
関連記事:虫歯じゃないのに奥歯が痛い?考えられる原因9つと今すぐできる対処法
応急処置で治らない時に歯医者へ行くべき症状
応急処置をしても改善しない場合や、体調に変化が出てきた場合は「まだ大丈夫」と放置せず、歯科医院を受診しましょう。ここでは受診の目安となる症状を紹介します。
痛みが数日続く場合
2〜3日たっても痛みがやわらがない場合は、虫歯や神経の炎症が進行している可能性があります。市販薬や冷やす応急処置では根本的な改善は望めません。
放置すると炎症が広がり、さらに強い症状につながります。数日続く痛みは早めの受診が欠かせません。
顔の腫れや発熱を伴う場合
歯の痛みに加えて頬や歯ぐきが腫れたり、発熱を伴う場合は細菌感染が進んでいるサインです。放置すると全身に影響を及ぼすおそれもあります。
こうした症状がある時は、昼夜を問わず歯科医院や救急歯科に相談しましょう。
見た目や体調に変化が出ている場合は、すぐに専門的な治療を受けることが大切です。
痛みが繰り返し出てくる場合
一度おさまった痛みが再び出てくるような場合も注意が必要です。神経や歯ぐきの炎症が残っている可能性が高く、自然に治ることはほとんどありません。
繰り返す痛みは生活の質を下げ、集中力や睡眠にも影響します。
根本解決には歯科医院での治療が必要となるため、症状が戻る前に早めに診てもらいましょう。
忙しい人が知っておきたい歯の痛み予防法
忙しい日々の中で歯の痛みを防ぐには、無理なく続けられる予防が欠かせません。この章では、正しい歯磨きやデンタルフロス、定期的な検診、歯ぎしり対策について紹介します。
正しい歯磨きとデンタルフロスで口の中を清潔に保つ
歯磨きは毎日の基本です。歯と歯の間や歯ぐきの境目を意識し、力を入れすぎず丁寧に磨きましょう。
さらに、歯ブラシだけでは落としきれない汚れを取るためにデンタルフロスを使うと、虫歯や歯周病予防の効果が高まります。
最近では、電動歯ブラシを活用する人も増えています。自動で細かく動くため効率的に歯垢を落とせますが、正しい当て方を守ることが重要です。
歯ブラシ、デンタルフロス、電動歯ブラシを組み合わせることで、長く歯の健康を維持できます。
定期的に歯科検診を受ける習慣をつける
「痛みが出てから」ではなく「予防のために」歯科医院で検診を受けることが大切です。
忙しい社会人は通院を後回しにしがちですが、検診を受けておけば虫歯や歯周病を早期に発見でき、治療も短時間で済みやすくなります。
目安は半年〜1年に一度。スケジュールに合わせて予約を取り、習慣化しておくことで結果的に大きな治療を避けられるでしょう。
厚生労働省「歯科疾患実態調査」(2022年)によると、80歳で自分の歯を20本以上保つ人は全体の51.6%まで増えています。その一方で、全年齢層の約2人に1人が歯周病にかかっている現状もあり、予防の大切さはより明らかになっています。
将来の不安を減らすためにも、検診を生活の一部に取り入れていきましょう。
ストレスや疲れによる歯ぎしり・食いしばりを防ぐ
無意識の歯ぎしりや食いしばりは、歯の痛みや歯ぐきへのダメージにつながります。特にストレスや疲労がたまると、睡眠中や作業中に強い力で噛みしめることがあり、注意が必要です。
予防には、寝る前のストレッチや深呼吸などで体をリラックスさせることが効果的です。さらに、歯科医院で作るマウスピースを就寝時に使用すれば、歯への負担を大きく減らせます。
歯の健康を守るには、体と心のケアも忘れずに心がけましょう。
まとめ|歯が痛い時の正しい対処法と歯科受診の重要性
歯が痛い時には、冷やす、市販薬を使う、うがいで清潔にする、ツボ押し、応急処置グッズの活用など、自宅でできる方法があります。夜に眠れないほど痛む場合も、体勢を工夫することで一時的にやわらげることができるでしょう。
しかし、これらはあくまで応急的な対応にすぎません。
数日たっても痛みが治まらない、顔が腫れる、発熱を伴う、繰り返し痛みが出るといった症状は、歯科医院での治療が必要です。無理に我慢せず、早めに受診することで症状の悪化を防げます。
また、歯の痛みは日頃のケアで予防することが可能です。正しい歯磨きやデンタルフロス、電動歯ブラシの活用、定期的な検診、ストレス対策を続けることで、歯のトラブルを大きく減らせるでしょう。
応急処置を知っておくことは安心につながりますが、根本的な解決は歯科医院での治療しかありません。
今日からできる小さな工夫を生活に取り入れながら、強い痛みや不安を感じたらためらわず歯科医院に相談し、健康な毎日を取り戻してください。
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