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歯を抜いたあと、ブリッジを選ぶ前に知っておきたい5つのポイント

歯を抜いたあと、「ブリッジにするか、それとも入れ歯やインプラントにするか…」と迷う方は少なくありません。
費用の差や見た目の自然さ、治療期間の長さなど、気になるポイントも多いでしょう。
ブリッジ治療を検討するなら、まずは仕組みや他の治療法との違い、費用や期間、そして注意すべきデメリットを理解しておくことが大切です。
さらに、治療後のケア方法を知っておけば、より長く快適に使い続けられます。
この記事では、歯を抜いたあとの治療でブリッジを選ぶ前に知っておきたい5つのポイントを、専門的な視点からやさしく解説します。
この記事の監修者

こんにちは。
歯科ハミール高田88 院長の茂木 将(もてぎ まさし)です。
当院は"ホスピタリティ"を大切に、患者様とのコミュニケーションを何より重視しています。
痛みへの配慮はもちろんのこと、治療にかかる費用や期間を事前にわかりやすくご説明し、納得いただいたうえで最適な治療計画をご提案します。
これまで、総合病院の口腔外科や大学病院のインプラント科で研修を積み、現在も勉強会やセミナーに積極的に参加しながら、最新の技術や知見を治療に反映しています。
特に、神経や歯をできる限り残す治療を軸に、患者様のお口の健康を長く守ることを目指しています。
私は高田馬場の出身です。
この馴染み深い地域で、皆様にとって「通いやすく、安心できる歯科医院」であり続けられるよう努めてまいります。
◆経歴
・ 2020年3月東京歯科大学 卒業
・ 2020年4月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 研修
・ 2022年3月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 研修修了
・ 2022年4月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 非常勤
・ 2022年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座 臨床専修科生
・ 2024年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座 レジデント
・ 2025年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座非常勤歯科医師
・ 2025年4月ハミール高田88院長
現在に至る
◆所属団体
・ 有病者歯科医療学会
・ 日本口腔インプラント学会
・ 顎顔面インプラント学会
・ ITIメンバー(世界中のインプラントの専門家を結ぶグループ)
・ 厚労省後援:Sauna Spa Professional
目次
歯を抜いたあとに選ばれるブリッジ治療とは
歯を抜いたあと「どの治療法を選べばいいのか」と迷う方は少なくありません。ブリッジは、外科手術なしで自然な見た目や噛み心地を再現できる治療法です。特徴を理解しておけば、自分に合った方法を判断しやすくなるでしょう。
- ブリッジ治療の仕組みと特徴
- 固定式で違和感が少ないメリット
それぞれ詳しく解説します。
ブリッジ治療の仕組みと特徴
ブリッジとは、抜けた歯の両隣を支えにして人工の歯を橋のように固定する治療法です。入れ歯のように取り外す必要がなく、比較的短期間で見た目や噛む機能を回復できます。
さらに外科的な手術を伴わず、保険が適用されるケースも多いため、日本では幅広く選ばれている方法といえるでしょう。
ただし、健康な両隣の歯を削って土台にする必要がある点は、ブリッジならではの特徴です。
治療の安定性を高める一方で、歯への負担や将来的なリスクも生じるため、メリットとデメリットの両面を理解したうえで選択することが大切です。
固定式で違和感が少ないメリット
ブリッジは口の中にしっかりと固定されるため、装着時の違和感が少なく、自然な噛み心地を得やすいのが特徴です。
入れ歯のように動いたり外れたりすることがないため、食事中も安定してしっかり噛むことができます。
発音への影響もほとんどなく、人前で会話するときにストレスを感じにくい点も大きな利点でしょう。
また、治療が比較的短期間で完了するのも魅力のひとつです。
多くの場合、2〜3回の通院で装着まで進めることができ、入れ歯やインプラントと比べても手軽さとスピード感に優れています。
忙しい方にとっても無理なく取り入れやすい治療法といえるでしょう。
関連記事:ブリッジ治療の流れ:手順とプロセスを解説!高田馬場駅から徒歩1分、おすすめの歯医者
ブリッジと入れ歯・インプラントの違い
歯を失ったあとの治療法には、ブリッジのほかにも入れ歯やインプラントがあります。
どの方法にもそれぞれの特徴があり、見た目・費用・治療期間などの違いを理解することが、後悔のない選択につながります。
- 入れ歯との違い|取り外し式との比較
- インプラントとの違い|外科処置や費用の差
- それぞれのメリット・デメリットまとめ
順に解説します。
入れ歯との違い|取り外し式との比較
入れ歯は取り外しができるため、装着や清掃がしやすい反面、装着時に違和感を覚えることがあります。
特に部分入れ歯は金具で隣の歯に固定する構造のため、見た目に気づかれやすく、噛むときの安定性が不足する場合も少なくありません。
一方で、ブリッジは口の中に固定する治療法のため、ズレにくく自然な噛み心地に近づけます。
発音のしやすさや装着感の面でも優れており、会話や食事中も違和感が少ないのが特徴です。
ただし、支えとなる両隣の健康な歯を削る必要があり、その歯に負担がかかる点は大きな違いといえるでしょう。
インプラントとの違い|外科処置や費用の差
インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を固定する治療法です。
隣の歯を削らずに済むため、見た目の自然さや噛む力の再現性に優れている点が大きな特徴といえます。
一方で、外科的な処置を伴うことから治療期間が長くなり、身体への負担も少なくありません。
費用面でも大きな違いがあります。
インプラントは1本あたり30万〜50万円程度が目安とされるのに対し、ブリッジは保険診療が適用されるケースが多く、数千円〜数万円程度で治療できる場合もあります。
見た目や機能性を重視するか、費用や期間を優先するかによって、選ぶべき治療法は変わってくるでしょう。
それぞれのメリット・デメリットまとめ
3つの治療法を比較すると、それぞれに長所と短所があります。以下の表を参考に、自分に合った治療法を見つける手がかりにしてください。
治療法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ブリッジ |
|
|
入れ歯 |
|
|
インプラント |
|
|
治療法を選ぶ際は、費用・見た目・耐久性のバランスを考慮し、自分の生活習慣や健康状態に合わせて判断することが大切です。
関連記事:【初心者向け】歯科ブリッジとは?インプラント・入れ歯との違いも解説
ブリッジ治療にかかる費用と期間の目安
ブリッジを検討するとき、多くの方が気になるのが費用と治療期間です。素材の種類や治療方法によって金額は大きく変わり、通院回数にも差が生じます。
あらかじめ目安を知っておくことで、無理のない治療計画を立てやすくなるでしょう。
- 保険適用でできるブリッジ治療の費用
- 自費診療で選べる素材と費用の違い
- 治療期間と通院回数の目安
詳しく紹介します。
保険適用でできるブリッジ治療の費用
ブリッジ治療は、多くのケースでを受けられます。
金属素材を使用した一般的なブリッジであれば、1本あたり5,000〜15,000円程度(3割負担の場合)が目安です。
比較的負担が少なく治療を受けられる点が、保険診療の大きな魅力といえるでしょう。
ただし、保険で使用できる素材は限られており、特に前歯では見た目の自然さに欠ける場合があります。
審美性を重視したい方は、次に紹介する自費診療のブリッジ素材も検討してみるとよいでしょう。
自費診療で選べる素材と費用の違い
自費診療では、セラミックやジルコニアといった審美性に優れた素材を選ぶことができます。
これらの素材は見た目の自然さだけでなく、耐久性にも優れており、長期的に安定した仕上がりが得られる点が魅力です。
一方で、費用は保険診療と比べて大きく変わります。
セラミックブリッジは1本あたり約10万〜15万円、ジルコニアでは15万〜20万円以上かかるケースもあります。
前歯など目立つ部分を自然に仕上げたい方や、美しさを長く保ちたい方には、検討する価値のある選択肢といえるでしょう。
治療期間と通院回数の目安
ブリッジ治療は、比較的短期間で完了するのが特徴です。
一般的には2〜3回の通院、期間にして2〜3週間ほどで装着まで進むケースが多く、スピーディに噛む機能を回復できる点が魅力です。
ただし、支えとなる歯に虫歯や歯周病などの問題がある場合は、その治療も並行して行う必要があります。
そのため、状況によっては通院期間が長くなることもあります。事前に歯科医師とスケジュールを相談しておくと安心でしょう。
関連記事:ブリッジ治療の費用と保険:支払いや補償についての情報!高田馬場駅から徒歩1分の歯医者
ブリッジ治療のデメリットと注意点
ブリッジは短期間で見た目や噛む機能を回復できる一方、避けて通れない注意点もあります。
とくに健康な隣在歯の切削や支台歯への負担、そして装置の寿命と再作製の可能性は、事前に理解しておきたいポイントです。
リスクを把握しておけば、治療後のギャップを最小限にできるでしょう。
- 両隣の歯を削る必要があるリスク
- 支えとなる歯にかかる負担
- ブリッジの寿命と交換の必要性
両隣の歯を削る必要があるリスク
ブリッジ治療の大きな特徴は、抜けた歯の両隣を削って土台(支台歯)にする点です。
健康な歯を大きく削る必要があり、その結果、歯の強度が下がったり神経に影響が及んだりすることもあります。
一度削った歯は元の状態に戻らないため、将来的に虫歯や神経のトラブルが起こるリスクを伴います。
見た目や噛み心地を早く取り戻せる反面、周囲の健康な歯への影響を理解しておくことが大切です。
支えとなる歯にかかる負担
ブリッジは、抜けた歯の両隣にある健康な歯を支えにして人工歯を固定する仕組みです。
そのため、噛む力や咀嚼の負担が支えの歯に集中しやすく、とくに奥歯のブリッジではその傾向が強くなります。
こうした負担が続くと、支えの歯が傷みやすくなり、場合によっては歯の根が割れたり、再治療や抜歯が必要になったりすることもあります。
長く安定して使うためには、定期的なメンテナンスや噛み合わせの確認が欠かせません。
ブリッジの寿命と交換の必要性
ブリッジは、半永久的に使えるわけではなく、一度装着すれば終わりではありません。平均的な寿命は7〜8年といわれており、素材の種類や口内環境、日々のケアの状態によって前後します。
寿命を迎えると作り直しや別の治療法への切り替えが必要になり、その際には支えの歯をさらに削るリスクが生じます。
できるだけ長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスと丁寧なセルフケアが重要です。
ブリッジを長持ちさせるためのケア方法
せっかく装着したブリッジも、日々のケアを怠ると想像以上に早く傷んでしまうことがあります。正しいお手入れを続けることで、快適な噛み心地を長く保てるでしょう。
- 歯間ブラシやフロスを使った清掃方法
- 定期検診とクリーニングの大切さ
- 噛み合わせや歯ぎしりへの対策
一つずつ紹介します。
歯間ブラシやフロスを使った清掃方法
ブリッジは人工歯の下に汚れがたまりやすく、通常の歯ブラシだけでは十分に清掃できません。
特にダミー部分(人工歯の下)は食べかすや歯垢が残りやすいため、丁寧なケアが大切です。
清掃が不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まり、ブリッジや支えの歯を傷める原因にもなります。
毎日のブラッシングに加え、歯間ブラシやスーパーフロスを使った清掃を習慣化することが、長く快適に使い続けるためのポイントです。
定期検診とクリーニングの大切さ
ブリッジを長く使い続けるためには、歯科医院での定期的なチェックとクリーニングが欠かせません。
支えとなる歯や歯ぐきの状態を確認することで、トラブルを早期に発見し、悪化を防ぐことができます。
一般的には3〜6か月ごとの受診が推奨されており、専門的なケアを受けることでブリッジの寿命を延ばすことにつながります。
日頃のセルフケアと歯科でのプロケアを両立させることが、長持ちの秘訣といえるでしょう。
噛み合わせや歯ぎしりへの対策
強い噛みしめや歯ぎしりの癖があると、ブリッジに過剰な力がかかり、破損や脱落の原因になることがあります。
とくに就寝中は無意識に力が加わりやすく、支えの歯にも負担が蓄積しやすいため注意が必要です。
このような場合は、マウスピースの使用や噛み合わせの調整が効果的です。
夜間にマウスピースを装着するだけでも負担を軽減でき、ブリッジを長期的に安定して使い続ける助けになります。
ブリッジが使えなくなったときの治療の選択肢
ブリッジは永久的に使えるわけではなく、経年劣化や支えの歯の状態によって寿命を迎えることがあります。
症状や口内の状態によって選択肢は異なるため、歯科医師と相談しながら最適な方法を検討していきましょう。
- 再作製や修理で対応できるケース
- 入れ歯やインプラントへの切り替え
- 将来を見据えた治療法の選び方
順に解説します。
再作製や修理で対応できるケース
ブリッジが欠けたり外れたりしても、状態によっては修理や再作製で対応できる場合があります。
支えとなる歯がしっかりしていれば、新しいブリッジを作り直すことで再び使用できることも少なくありません。
ただし、その際には支えの歯をさらに削る必要が生じることがあり、繰り返すことで残っている歯に負担が蓄積していきます。
こうしたリスクを防ぐためにも、早めの受診と丁寧なメンテナンスを心がけることが大切です。
入れ歯やインプラントへの切り替え
支えとなる歯が弱ってしまった場合や、再作製が難しいと判断された場合には、入れ歯やインプラントへの切り替えを検討することになります。
入れ歯は歯や歯ぐきへの負担が少なく、比較的短期間で対応できる点がメリットです。その一方で、装着時の違和感や安定性の面で課題が残ることもあります。
インプラントは外科的な処置を伴いますが、隣の歯を削らずに済み、自然な噛み心地を長く維持できるのが大きな特徴です。
費用や治療期間はかかるものの、機能性と審美性を両立した選択肢として注目されています。
将来を見据えた治療法の選び方
ブリッジが使えなくなったときは、年齢や健康状態、経済的な事情を踏まえて治療法を選ぶことが大切です。
たとえば若い世代では、長期的な安定性を重視してインプラントを選ぶケースが多く、一方で高齢の方では入れ歯を選ぶ例も少なくありません。
どの方法が最適かは、口内の状態やライフスタイルによって一人ひとり異なります。
歯科医師と相談しながら、将来を見据えた治療計画を立てることが、後悔しない選択につながるでしょう。
関連記事:インプラント治療の最新トレンドと革新!高田馬場駅から徒歩1分、おすすめの歯医者
まとめ|歯を抜いたあとのブリッジを選ぶ前に
ブリッジは、歯を抜いたあとに比較的短期間で噛む機能や見た目を回復できる治療法として、多くの人に選ばれています。
一方で、隣の歯を削る必要があることや寿命が限られていることなど、注意すべき点もあります。
大切なのは、ブリッジだけでなく入れ歯やインプラントとの違いを理解したうえで、自分に合った方法を選ぶことです。
費用や治療期間、日々のケア方法を知っておくことで、治療後のトラブルを防ぎ、不安なく治療に臨めます。
迷ったときは、信頼できる歯科医師に相談し、生活習慣や将来の見通しを踏まえた最適な治療計画を一緒に考えてもらうとよいでしょう。
歯科ハミール高田88の詳細
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