高田馬場の虫歯治療|歯科ハミール高田88
虫歯とは

虫歯(う蝕)とは
虫歯(専門用語で「う蝕」)は、口腔内の細菌が飲食物中の糖分を代謝して産生する酸によって、歯の硬組織が溶かされる(脱灰)感染症です。私たちの口の中では、酸による「脱灰」と、唾液中のカルシウムやリン酸による修復「再石灰化」というダイナミックな反応が絶えず繰り返されています。しかし、糖分の頻繁な摂取やプラークコントロールの不良によってこのバランスが崩れ、脱灰が再石灰化を上回る状態が続くと、歯の組織が崩壊して実質欠損(う窩)に至ります。
一度う窩が形成されると自然治癒することはなく、進行すれば細菌は神経(歯髄)にまで達します。また、治療済みの歯に再び発生する「二次う蝕(二次カリエス)」は、虫歯の再治療の大きな原因です。治療と再発を繰り返す「リピート・レストレーション・サイクル」に陥ると、削る範囲が広がり続け、最終的に歯を失うことにつながります。当院では、この負のサイクルを断ち切り、患者さまの歯を生涯にわたって保存するための専門的なアプローチを実践しています。
虫歯の進行段階と専門的アプローチ
虫歯は進行段階により「C0」から「C4」に分類されます。当院では国際的な診断基準であるICDASの考え方も取り入れ、各ステージに最適な治療を行います。
虫歯の進行段階と症状
C0(初期虫歯)

歯の表面のエナメル質が白濁したり、茶色く変色したりする段階で、まだ明らかなう窩(穴)は形成されていません。この段階では切削介入は行わず、フッ化物(フッ素)塗布や適切なブラッシングによる非侵襲的な再石灰化療法で進行を抑制・回復させることが可能です。
C1(エナメル質の虫歯)

エナメル質に限局した小さなう窩が認められる状態です。冷たいものがしみる場合がありますが、痛みは強くありません。感染したエナメル質のみを最小限削り取り、接着性に優れたコンポジットレジン(歯科用プラスチック)を用いて修復します。フッ素が入った歯磨き粉を使うとこの時点ではまた再石灰化で治癒しやすいです。
C2(象牙質の虫歯)

エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が進行した状態です。冷たいものや甘いものがしみるようになり、時には痛みを感じることもあります。象牙質はエナメル質より柔らかいため、この段階になると虫歯の進行速度が速くなります。
治療では虫歯部分を削り取り、詰め物や被せ物で修復します。虫歯の範囲が小さければ詰め物、大きければ被せ物が必要になります。神経に近い場合は、神経を保護する処置を行ってから詰め物をすることもあります。
C3(神経まで達した虫歯)

虫歯が神経まで達し、強い痛みが出る段階です。何もしなくてもズキズキと激しく痛み、冷たいものや温かいものに触れると激痛が走ります。
この段階になると、神経を取り除く根管治療が通常必要です。神経を取った後、根の中を清掃・消毒してから薬を詰め、最終的に被せ物で修復します。
当院では条件を満たせば神経を残す「歯髄温存療法(VPT療法=Vital Pulp Therapy)」を適用することもございます。炎症が不可逆的な場合は、残念ながら上記のように精密根管治療に移行し徹底的な無菌化を図ります。
C4(歯冠が崩壊した状態)

歯の大部分が崩壊し、根だけが残った状態です。神経が死んでしまっているため、一時的に痛みが治まることもありますが、根の先に膿が溜まると再び強い痛みや腫れが生じます。放置すると顎の骨が溶けたり、顔全体が腫れたりすることもあります。
この段階まで進行すると、多くの場合は抜歯が必要になります。但し、根の状態によっては根管治療を行い、被せ物で修復できることもあります。抜歯となった場合は、インプラントやブリッジ、入れ歯などで機能を回復します。
当院の虫歯治療における特徴

可能な限り削らない・神経を残す治療
MI(Minimal Intervention)理念に基づく「削らない」治療 FDI(国際歯科連盟)が提唱するMI(最小侵襲)の理念に基づき、健康な天然歯質を最大限保存します。切削時には「う蝕検知液」を使用し、細菌感染のある象牙質層だけを染色して選択的に除去することで、過剰な切削を確実に防ぎます。
歯の未来を守る「神経を残す」歯髄温存療法(VPT療法=Vital Pulp Therapy) 神経を失った歯は血管からの栄養供給が絶たれ、枯れ木のように脆くなり、将来的に歯根破折などで抜歯に至るリスクが跳ね上がります。当院では、神経に達するような深い虫歯でも、MTAセメントや水酸化カルシウム製剤を用いた歯髄温存療法(暫間的間接覆髄法)によって感染象牙質の無菌化と第三象牙質(修復象牙質)の形成を誘導し、極力神経を保存することに挑戦しています。
痛みに配慮した治療環境
表面麻酔や電動注射器を導入し、治療時の痛みを最小限に抑える工夫をしています。麻酔の針を刺す際の痛みを軽減するため、歯茎の表面に麻酔薬を塗布してから注射を行います。電動注射器は一定の速度でゆっくりと麻酔液を注入するため、圧力による痛みも軽減されます。不安を取り除き、リラックスして治療を受けられる環境づくりを心がけています。
精密な診断と治療
高倍率ルーペを使用し、肉眼では見えにくい細かな部分まで確認しながら治療を進めます。これにより虫歯の取り残しを防ぎ、健康な歯質を過度に削ることも避けられます。歯科用CTも導入しており、必要に応じて三次元的な診断も可能です。
虫歯治療の流れ

問診・カウンセリング
痛みの程度や場所、いつから症状があるかなど、お困りの状況を詳しくお聞かせください。治療への不安や費用、通院スケジュールなど、どんなことでもお気軽にご相談いただけます。患者様のご希望に沿った治療計画を一緒に考えていきます。当院には外国人スタッフも在籍しており、中国語など多言語での対応も可能です。
検査・診断
エックス線撮影やCT撮影により、虫歯の位置や深さ、根の状態まで正確に把握します。見えない部分の虫歯や、根の状態まで詳しく調べることで、最適な治療方法を判断できます。
治療内容の説明
検査結果をもとに、今の状態と必要な治療について分かりやすくご説明します。治療方法が複数ある場合は、それぞれの特徴や費用、期間をお伝えし、患者様に選んでいただきます。ご納得いただいてから治療を始めますので、ご安心ください。
虫歯の除去と処置
表面麻酔や電動注射器で痛みを抑えてから、虫歯を丁寧に取り除きます。高倍率ルーペを使用して、う蝕検知液を用いながら感染部分のみを精密に除去します。神経に近い深い虫歯の場合は、MTAセメントで神経を保護する処置も行います。
修復処置
削った部分を詰め物や被せ物で修復し、元の歯の形に戻します。保険の白い詰め物から、自費のセラミックまで、見た目や強度に応じて選択できます。院内に技工機器を備えているため、細かな調整もその場で対応します。
定期メンテナンス
治療した歯を長持ちさせるため、3ヶ月ごとの定期検診をお勧めしています。虫歯の再発チェックや歯のクリーニングを行い、お口全体の健康を守ります。
治療後のメンテナンスについて

治療後のメンテナンス(二次う蝕の予防) 治療済みの歯は、異素材である詰め物や被せ物との境目にプラークが溜まりやすく、再び虫歯になる「二次う蝕」のリスクが非常に高い状態です。また、接着セメントの経年劣化から微小な隙間が生じ、細菌が侵入することもあります。 これを防ぎ、リピート・レストレーション・サイクルを食い止めるためには、ご自宅での適切なセルフケア(高濃度フッ化物配合歯磨剤の利用など)と、歯科医院でのプロフェッショナルケア(PMTCや歯石除去)を両立させることが不可欠です。
当院では、3ヶ月ごとの定期検診を推奨しています。定期検診では歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)や歯石除去、フッ素塗布を行います。ブラッシング指導も実施しており、ご自宅でのセルフケアの質を高めることで、虫歯の再発を予防します。
また、エアフロー(EMS)を導入しており、着色汚れやバイオフィルムを効果的に除去します。定期的なメンテナンスにより、お口の健康を長期的に維持しましょう。
よくあるご質問
虫歯治療は痛いですか?
当院では表面麻酔や電動注射器を使用し、痛みを最小限に抑えた治療を行っています。麻酔が効いてからの治療では、ほとんど痛みを感じることはありません。痛みに不安がある方は事前にお伝えください。
虫歯治療は何回通院が必要ですか?
虫歯の進行度により異なります。初期の虫歯であれば1回の治療で終わることもありますが、神経の治療が必要な場合は数回の通院が必要です。初診時に治療計画をお伝えしますので、ご安心ください。
銀歯を白い歯に変えることはできますか?
可能です。セラミックやジルコニアなどの審美的な素材に変更できます。これらの素材は見た目が自然なだけでなく、金属アレルギーの心配もありません。
虫歯を放置するとどうなりますか?
虫歯は自然に治ることはなく、放置すると確実に進行します。最終的には歯を失う原因となり、隣の歯にも影響を及ぼす可能性があります。また、神経が死んでしまうと根の先に膿が溜まり、顔が腫れたり全身の健康にも影響を与えることがあります。早めの受診をお勧めします。
高田馬場で虫歯治療をお考えの方へ

歯科ハミール高田88は、高田馬場駅から徒歩1分の便利な立地にあります。土日も診療しており、お仕事や学校帰りにも通いやすい環境です。虫歯の痛みでお困りの方、治療に不安がある方も、まずはお気軽にご相談ください。ホスピタリティーを大切にし、患者様一人ひとりに寄り添った治療を提供いたします。