歯の横にできる虫歯の3つの特徴と、放置すると起こる2つのリスク | 高田馬場の歯医者なら歯科ハミール高田88 | 駅徒歩1分で日曜日も診療

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「歯の横が黒くなっているけれど、これは虫歯なのだろうか」「痛みはないけれど、このまま様子を見ても大丈夫なのか」——そんな不安を抱く方も少なくありません。

実際、歯の横に黒い部分が見えるときは初期の虫歯である可能性があり、放置すると神経にまで進行してしまうリスクがあります。

だからこそ、早期に気づいて治療を行うことが大切です。

この記事では、歯の横にできる虫歯の特徴や放置によるリスク、さらに治療法と予防のポイントについて、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。

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歯と歯の間に汚れが残りやすい理由と歯ブラシの限界

歯を磨く女性と歯ブラシの限界を示すイメージ

歯の横に虫歯ができるのは、歯と歯の間に汚れが残りやすいからです。

歯と歯が接している部分はブラシの毛先が入り込みにくく、特に奥歯の間は目で確認しづらいため、どうしても磨き残しが出やすくなります。

残った歯垢や食べかすは細菌の温床となり、やがて酸をつくり出して歯を溶かします。そのため、気づかないうちに虫歯が進行してしまうのです。

加えて、歯ブラシだけで歯と歯の間の汚れを取り除くのは難しいといわれています。

実際の研究では、歯ブラシのみでは約58%のプラークしか除去できていません。一方、デンタルフロスを併用すると除去率は約78%まで高まると報告されています。

毎日のケアにデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることは欠かせません。習慣的に取り入れることで、歯の横に虫歯ができるリスクを大きく減らせるでしょう。

 

参考:デンタルフロスによるプラークコントロールについて | CiNii Research

 

歯の横が黒いのは虫歯?3つの特徴と見分け方

鏡を見ながら歯の横を確認する女性

歯の横に黒い部分を見つけて、不安に感じる方も少なくありません。実際に虫歯かどうかを判断するには、いくつかの特徴を知っておくことが大切です。

  • 初期の見た目や症状
  • 進行したときの変化
  • 着色汚れとの違い

 

初期の見た目や症状

歯の横にできる虫歯は、初期の段階では小さな黒い点や茶色い線のように現れます。この時期は痛みを感じることが少なく、食事や会話に大きな支障はありません。

ただし、黒い部分が広がる様子が見られたり、歯の表面にざらつきを覚えたりする場合には、虫歯が進行している可能性が高いと考えられます。

 

進行したときの変化

虫歯が進行すると、黒い範囲が大きくなり、歯の一部が欠けることがあります。冷たいものや甘いものがしみるようになったときも、進行しているサインです。

さらに深く進むと神経に近づき、強い痛みを伴うようになります。

見た目にも「黒い点」から「広がった黒い帯」へと変化し、鏡で見て気づくケースも少なくありません。

こうした症状が出ると食事や会話にも影響し、日常生活に支障をきたします。

 

着色汚れとの違い

歯の横が黒く見えても、必ずしも虫歯とは限りません。コーヒーや紅茶、喫煙などによる着色の場合もあります。

着色汚れは歯の表面を磨くと落ちるのに対し、虫歯は磨いても色が消えず、時間の経過とともに広がっていきます。

見た目だけで区別するのは難しいため、黒い部分に気づいたら早めに歯科医院で診てもらいましょう。

 

関連記事:歯と歯の間の虫歯|早期発見と予防の完全ガイド

 

歯の横の虫歯を放置すると起こる2つのリスク

歯の痛みで頬を押さえる女性

歯の黒い部分が虫歯かもしれないと思っても、そのまま様子を見てしまう方が多いようです。放置すると、次のような危険性があります。

  • 痛みが出る
  • 神経や歯を失う

 

痛みが出るタイミング

初期の虫歯は痛みを感じないことが多く、気づかずに放置されがちです。進行すると冷たい飲み物や甘いものでしみるようになり、次第に強い痛みへと変わっていきます。

特に歯の横にできた虫歯は隣の歯へ広がりやすく、痛みを自覚した段階ではすでに複数の歯に影響が及んでいることも少なくありません。

 

神経や歯を失うリスク

虫歯がさらに進行すると、歯の奥にある神経にまで菌が到達し、激しい痛みを引き起こします。

この段階では神経を抜く治療(根管治療)が必要となり、治療期間の長期化や費用の負担は避けられません。

最悪の場合は歯を残せず抜歯となり、噛む力や見た目に影響が出ます。抜歯後はインプラントや入れ歯など、大掛かりな治療が必要になるでしょう。

さらに、根管治療(保険診療の場合)の成功率は約30〜50%とされ、再発や抜歯のリスクが少なくない点も知っておく必要があります。

 

参考:わが国における歯内療法の現状と課題|須田英明・東京医科歯科大学

 

歯の横の虫歯を治療する3つの方法と費用の目安

歯科医院で治療を受ける患者

歯の横に虫歯ができたとき、どのような治療が必要になるのか不安に感じる方も少なくありません。治療の流れや費用の目安を知っておくことで、事前に心構えができ、安心につながります。

ここでは、3つの視点から解説します。

 

  • 初期治療(レジンで詰める場合)
  • 中等度以上の治療(詰め物や被せ物)
  • 治療費や通院回数の目安

 

初期治療(レジンで詰める場合)

歯の横にできた虫歯が浅ければ、虫歯の部分を最小限削り、レジンと呼ばれる白い樹脂を詰めるだけの簡単な処置で終わります。

見た目が自然で目立ちにくく、治療も1回で済むことが多いため、費用の負担も大きくありません。

レジンは歯にしっかり接着するため、適切なケアを続ければ長持ちしやすく、将来の再治療リスクを減らせるでしょう。

 

中等度以上の治療(詰め物や被せ物)

虫歯が進行している場合は削る範囲が広くなり、型を取って詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を作る必要があります。

治療が2〜3回に分かれることもあり、使う素材によって費用にも差が生じます。

保険診療では金属や一部の白い素材を選択できますが、より自然な見た目や耐久性を重視する場合は、自費診療でセラミックなどを用いるケースも少なくありません。

 

治療費や通院回数の目安

初期のレジン治療は1,000〜3,000円で、通院も1回で終わることがほとんどです。

中等度の虫歯で詰め物を作る場合は2,000〜10,000円かかり、治療も2〜3回に分けて行われます。

さらに神経にまで達した虫歯は根管治療が必要です。費用は10,000円以上に及ぶケースもあり、治療期間は長期化します。

重度に進行して抜歯となった場合は、その後に入れ歯やブリッジ、インプラントといった補綴治療(ほてつちりょう)が必要です。インプラントを選ぶ場合は、1本あたり30万円以上かかることもあるでしょう。

虫歯を早期に発見し、適切な時期に治療を行うことが、費用や通院の負担を減らすために欠かせません。

 

関連記事:歯医者 お金足りないと悩む前に知るべき費用目安と5つの対策

 

歯の横の虫歯を早期に発見する2つのポイント

歯科用ミラーで歯の横の虫歯を確認する様子

歯の横の虫歯は気づきにくく、発見が遅れる傾向があります。

早期発見のためには、次の方法を参考にしましょう。

 

  • 鏡やライトで確認する方法
  • 定期検診やレントゲンでのチェック

 

鏡やライトで確認する方法

自宅でできる方法として、明るいライトと拡大鏡を使って歯の状態を確認する方法があります。歯の横や歯と歯の間をしっかり照らすと、黒ずみや変色に気づきやすくなります。

ただし、歯の隙間は見えにくく、初期の虫歯は自分では判断が難しいため、あくまで目安と考えましょう。少しでも違和感を覚えたら、早めに歯科医院を受診することが大切です。

 

定期検診やレントゲンでのチェック

歯の横にできる虫歯は表面からは分かりにくく、レントゲン撮影で初めて見つかることもあります。

そのため、定期検診を受ければ初期の段階で発見できる可能性が高まります。早めに対応できれば、日常生活への影響も最小限で済むでしょう。

WHOや日本歯科医師会も「成人は半年〜1年に1回の定期検診」を推奨しており、定期的な受診が虫歯予防に欠かせません。

 

参考:歯科口腔保健の推進に向けた取組等について(厚生労働省・令和6年3月11日)

 

歯の横の虫歯を予防する3つの方法

親子で楽しく歯磨きをする様子

虫歯の治療を繰り返したくないと感じる方も多いでしょう。歯の横に虫歯をつくらないためには、次のような習慣が役立ちます。

 

  • デンタルフロスや歯間ブラシの活用
  • 食生活や生活習慣の見直し
  • 定期的なクリーニングとフッ素ケア

 

デンタルフロスや歯間ブラシの活用

歯ブラシだけでは届かない部分の汚れを落とすには、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することが大切です。

特に就寝前に丁寧に使うことで、寝ている間に細菌が繁殖するのを抑えられ、虫歯や歯周病の予防につながります。

毎日の習慣として取り入れることで、健康な歯を長く守り、再発を予防できるでしょう。

 

食生活や生活習慣の見直し

砂糖を多く含む飲食物を頻繁にとると、虫歯の原因菌が酸を作り出し、歯を溶かす時間が長くなります。

甘いものや間食の回数を減らし、水分補給には糖分を含まない水やお茶を選ぶと安心です。

また、寝不足やストレスは唾液の分泌を減らすため、虫歯のリスクが高まります。規則正しい生活を心がけることが、虫歯予防に役立ちます。

 

定期的なクリーニングとフッ素ケア

自宅でのケアに加えて強く勧められるのが、歯科医院での定期的なクリーニングです。

歯ブラシでは落とせない汚れを取り除けるうえに、フッ素塗布で歯の再石灰化が促され、虫歯になりにくい強い歯を維持できます。

フッ素は歯磨き粉にも配合されているため、日常使いに取り入れるのも効果的です。

特にフッ素濃度が1,000ppm以上の歯磨き粉が推奨されており、毎日のケアで虫歯予防をさらに高められます。

少なくとも年に一度の検診とクリーニングを習慣にすることが、長期的な予防に役立つでしょう。

 

関連記事:歯周病はうがいで治る?効果的なセルフケアと限界を歯科のプロが解説!

 

まとめ|歯の横が黒いと感じたら早めに歯科へ

白い歯を見せて笑顔を見せる女性

歯の横にできる虫歯は、初期では黒い点や線のように見え、痛みを感じにくいのが特徴です。発見が遅れやすい虫歯の一つといえます。

早期であればレジンによる簡単な処置で済みますが、進行すれば詰め物や被せ物、さらに根管治療が必要な場合もあります。

抜歯ともなれば、身体への負担も費用の負担も大きくなってしまうでしょう。

鏡やライトを使ったセルフチェックに加え、定期検診やレントゲンでの確認を習慣にすれば、早期発見・早期治療につながります。

また、日常的にデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることが大切です。

あわせて食生活や生活習慣を見直し、定期的なクリーニングとフッ素ケアを行うことで、虫歯を予防しやすくなります。

もし歯の横に黒い部分を見つけたら、早めに歯科医院を受診しましょう。適切な治療と予防で、健康な歯を長く守ることができます。

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