抜歯が必要な親知らずの症状と原因とは？口腔外科出身の歯医者が教える

2023.04.24

抜歯

―親知らずは、通常、20歳以降に生えてくる歯の一つであり、上下の両方の顎に各4本ずつ存在します。

しかし、時には、顎の成長や歯の向きなどの理由により、親知らずが正常な位置に生え揃わず、抜歯が必要となる場合があります。

親知らずが抜歯が必要となる一般的な症状には、口の中が痛みや腫れに見舞われることが挙げられます。また、顎の周辺に痛みや圧迫感、歯茎の炎症や感染、歯垢や歯石の蓄積なども見られます。さらに、歯茎からの出血や口内の臭い、食べ物が詰まってしまうなどの症状も現れることがあります。

これらの症状が発生する原因は、親知らずが周囲の歯や骨と干渉することが多いため、歯列の噛み合わせや顎の形状、口内の状態などに影響を与えることが考えられます。また、歯磨き不足や口内の清潔状態が悪い場合、歯周病や口腔内感染症の原因となることもあります。

一般的に、親知らずが抜歯が必要となるのは、以下のような場合です。

・周囲の歯や骨に圧迫を与えている・口の中に十分なスペースがないため、周囲の歯に影響を与えている・顎の成長に伴い、顎骨内に埋没してしまっている・歯が横向きに生えていたり、逆向きに生えている・歯が部分的に生えており、周囲の歯茎に感染を引き起こしている

以上のように、親知らずが抜歯が必要となる場合は、症状に応じて適切な処置を受けることが重要です。歯科医師による診断や治療計画の策定を受け、抜歯が必要な場合は、適切な手術やアフターケアを受けることで、早期に回復することができます。

また、親知らずが抜歯が必要な場合には、治療を遅らせることが、症状や合併症を引き起こすリスクを高めることがあります。例えば、歯茎の炎症が進行し、歯肉炎や歯周病に発展する可能性があります。歯周病は、歯茎の腫れ、出血、口臭などの症状を引き起こし、歯を支える骨を破壊することがあります。そのため、抜歯が必要な場合には、早期に歯科医師に相談することが重要です。

ただし、親知らずの抜歯をするかどうかは、個人によって異なります。抜歯は、必ずしも必要なわけではありません。歯科医師による診断や治療計画の策定を受け、親知らずが抜歯が必要かどうかを判断することが重要です。

親知らずの症状がある場合は、自己判断で治療を行うことは避けるべきです。適切な処置を受けることで、症状を改善し、歯や口の健康を保つことができます。歯科医師に相談することで、親知らずの症状や抜歯に関する不安を解消することができます。

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