歯を押すと痛い6つの原因|歯医者に行くべき症状とは? | 高田馬場の歯医者なら歯科ハミール高田88 | 駅徒歩1分で日曜日も診療

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コラム

 高田馬場の歯医者なら歯科ハミール高田88 | 駅徒歩1分で日曜日も診療

歯を押すと痛むときは、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

ズキズキとした強い痛みではなくても「歯を押すと痛い」と感じたことはありませんか?
その痛みを放置すると、思わぬトラブルにつながるかもしれません。

厚生労働省の調査によると、日本人の約4割が歯や口の中に何らかの不調を抱えていると報告されています(厚生労働省「歯科疾患実態調査 2016年」)。
「歯を押すと痛い」といった軽い症状も、口腔トラブルのサインとして見逃さないことが大切です。

本記事では、歯を押すと痛む主な6つの原因や、今すぐできる応急処置、受診の目安、放置によるリスク、実際の体験談までをわかりやすく解説します。

「少し気になるけれど様子を見るべき?」「すぐ受診したほうがいいの?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

茂木 将

こんにちは。
歯科ハミール高田88 院長の茂木 将(もてぎ まさし)です。

当院は"ホスピタリティ"を大切に、患者様とのコミュニケーションを何より重視しています。
痛みへの配慮はもちろんのこと、治療にかかる費用や期間を事前にわかりやすくご説明し、納得いただいたうえで最適な治療計画をご提案します。

これまで、総合病院の口腔外科や大学病院のインプラント科で研修を積み、現在も勉強会やセミナーに積極的に参加しながら、最新の技術や知見を治療に反映しています。
特に、神経や歯をできる限り残す治療を軸に、患者様のお口の健康を長く守ることを目指しています。

私は高田馬場の出身です。
この馴染み深い地域で、皆様にとって「通いやすく、安心できる歯科医院」であり続けられるよう努めてまいります。

◆経歴

・ 2020年3月東京歯科大学 卒業
・ 2020年4月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 研修
・ 2022年3月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 研修修了
・ 2022年4月東京都立広尾病院 歯科口腔外科・有病者歯科 非常勤
・ 2022年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座 臨床専修科生
・ 2024年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座 レジデント
・ 2025年4月東京歯科大学口腔インプラント学講座非常勤歯科医師
・ 2025年4月ハミール高田88院長
現在に至る

◆所属団体

・ 有病者歯科医療学会
・ 日本口腔インプラント学会
・ 顎顔面インプラント学会
・ ITIメンバー(世界中のインプラントの専門家を結ぶグループ)
・ 厚労省後援:Sauna Spa Professional

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歯を押すと痛い原因は?考えられる6つの理由

歯を押して痛みを確認している女性

歯を押すと痛む場合、その原因はひとつではありません。
虫歯以外にも、歯周病や歯根膜炎、噛み合わせの異常など、さまざまな要因が関係しています。

とくに厄介なのは、これらの症状がレントゲンや見た目ではわかりにくい点です。
痛みが軽いからと放置してしまうと、知らないうちに症状が進行してしまうかもしれません。

ここでは、歯を押すと痛むときに考えられる6つの代表的な原因を紹介します。

1. 歯周病・歯肉炎|歯茎の腫れや出血に注意

歯と歯茎の間に細菌が入り込んで炎症を起こすと、歯を押したときに痛みを感じることがあります。

とくに歯周病や歯肉炎は、初期症状が軽いため見過ごされやすい病気です。
しかし、進行すると歯を支える組織が破壊され、最終的には抜歯せざるを得なくなるでしょう。

歯磨きの際に出血がある、歯茎が赤く腫れているといった場合には要注意です。

 早い段階であれば、正しいセルフケアや歯科医院でのクリーニングによって、症状の改善が期待できます。

2. 根の先に膿がたまる|根尖性歯周炎

虫歯が神経まで進行すると、根の先に膿がたまり「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」を引き起こすことがあります。

歯を押したときの痛みや噛んだときの違和感は、根尖性歯周炎の初期症状かもしれません。
進行すると、歯茎の腫れや膿が外に出る「瘻孔(ろうこう)」が見られることもあります。

このような場合は、根の中を清掃・消毒する「根管治療」が必要です。

治療によって多くは改善が見られますが、全体の約3〜6%では、押したときの違和感が慢性的に残ると報告されています。

3. 噛み合わせ・歯ぎしり|歯根膜炎・咬合性外傷

歯ぎしりや強い食いしばりによって歯に過度な力が加わると「歯根膜炎」や「咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)」を引き起こすことがあります。

虫歯や目立った炎症がないにもかかわらず、歯を押すと痛みを感じる場合には、こうした噛み合わせの問題が原因となっていることも少なくありません。

とくに、就寝中の歯ぎしりや無意識の食いしばりは、気づきにくいため注意が必要です。必要に応じて、マウスピースなどの治療を検討しましょう。

4. 歯が割れている・ひびがあるときは要注意

歯に小さなひびや亀裂が入ると、神経が刺激されて押したときに痛みを感じることがあります。
こうした微細なひびはレントゲンでは確認しにくく、見逃されやすいのが特徴です。

放置すれば亀裂が深まり、やがて歯の根元まで達し、抜歯が必要になるおそれもあります。
「なんとなく違和感がある」「物を噛んだときにピリッと痛む」といったサインを感じたら、早めに歯科医院で検査を受けましょう。

5. 知覚過敏や神経の炎症|冷たいものがしみる場合

歯を押したときに痛む原因として、知覚過敏や神経の炎症が関係している場合があります。

歯のエナメル質がすり減ったり、根元が露出したりすると、知覚過敏を起こしやすくなります。

さらに、歯髄(神経)に炎症が進行すると、冷たい水や風、圧力などの刺激に敏感になり、歯を押したときにも痛みを感じるようになります。

知覚過敏の場合は、専用の歯磨き粉やコーティング剤の使用で改善が見込める場合もありますが、炎症が強いときは「根管治療」が必要になることも少なくありません。

押したときの痛みが続いている、あるいは冷たいものがしみると感じる場合は、我慢せず、早めに歯科医院で相談してみてください。

6. 親知らずや奥歯まわりの炎症

奥歯を押したときに痛む場合は、親知らずの炎症(智歯周囲炎)が関係しているかもしれません。

親知らずが埋まっている、炎症が歯肉の奥まで広がっている、という状態では、痛みや腫れに加えて口が開きにくくなることもあります。

炎症が進行すると、抜歯や大がかりな処置が必要になるおそれがあるため、できるだけ早めに歯科医院で相談しましょう。

初期のうちに対処できれば、悪化のリスクを抑えられます。

 

関連記事:虫歯じゃないのに奥歯が痛い?考えられる原因9つと今すぐできる対処法

 

こんな症状があれば要注意!歯科受診のチェックポイント

虫眼鏡で歯と歯茎の異常を確認している模型

歯を押したときの痛みは、放置すると悪化するおそれがあります。次のような症状がある方は、迷わず歯科医院で診てもらいましょう。

 

歯茎が赤く腫れている/膿が出ている
  炎症が進行している可能性があります。

ズキズキして夜も眠れないほど痛む
  神経や根の先で感染が起きているおそれがあります。

2〜3日以上経っても痛みが引かない
  自然に治る可能性は低く、放置すると悪化するリスクもあります。

噛んだときや触れたときに鋭い痛みがある
  歯のひびや歯根膜炎などのサインかもしれません。

歯茎に白いできもの(瘻孔)がある
  根の奥に膿がたまっていることを示している場合があります。

歯に異常はないのに、こめかみ・頬・耳まで痛む
  副鼻腔炎や非歯原性歯痛など、別の疾患が原因の可能性もあります。

市販薬を飲んでも、すぐにまた痛くなる
  原因が解決されておらず、慢性化しやすい状態です。

 

「ストレスのせいかも」「そのうち治るかも」と自己判断せず、まずは歯科医院で診てもらいましょう。

歯の痛みの約98%は歯や歯茎に原因があるとされています(日本口腔顔面痛学会雑誌 Vol.9, No.1, 2016年)。実際、多くのケースで早期の治療が必要です。

一方、歯の治療では改善しない「非歯原性歯痛」は、全体の約2%を占めるとされており、長引く痛みの背後に別の疾患が隠れていることもあります。

いずれの場合でも、原因を正確に見極めるには、できるだけ早く歯科を受診することが重要です。

 

関連記事:歯周病の初期症状とは?見逃さないためのチェックポイント

 

今すぐできる!自宅での応急処置とケア方法

歯の痛みに対し、頬を冷やして応急処置をしている男性の画像

歯を押すと痛いと感じたとき「今すぐどうすればいいの?」と不安になる方も多いでしょう。ここでは、歯科医院を受診するまでのあいだに自宅でできる応急処置とケアの方法を紹介します。

痛みを悪化させないためにも、正しい対処法を知っておきましょう。

患部を冷やす/清潔に保つ

痛む部位は、冷やすことで炎症や腫れを一時的におさえます。保冷剤や氷をタオルに包み、頬の外側から10分ほど優しく当ててみましょう。

また、口内を清潔に保つことも重要です。丁寧な歯磨きやうがいで細菌の繁殖を抑えることで、症状の悪化を防げます。

ただし、痛みのある箇所を強くこすったり、何度も触ったりするのは逆効果になるため控えてください。

痛み止めの服用と注意点

どうしても痛みがつらいときは、市販の鎮痛薬を一時的に使うのも一つの方法です。
痛みを和らげることで、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

ただし、持病がある方や他の薬を服用している場合は、自己判断を避け、薬剤師に相談しましょう。

また、何日も痛みが続く状態で鎮痛薬だけに頼ると、症状が慢性化するリスクがあります。
痛みが長引くと感じたら、早めに歯科医院で診てもらうことが大切です。

ストレス・食いしばりのセルフチェック

歯を押すと痛む原因には、ストレスや無意識の食いしばりが関係している場合もあります。
強い力が歯や顎にかかることで、神経や歯の根元に負担がかかってしまうのです。

朝起きたときにあごが重いと感じたり、頬の内側に歯型がついていたりする場合は要注意です。
仕事中や睡眠中に歯を強くかみしめていないか、意識してみましょう。

特に肩こりや頭痛を伴う方は、食いしばりが一因となっている可能性があります。

こうしたサインに気づいたら、まずは生活習慣やストレスの見直しを行い、必要であれば、歯科医院に相談して適切な処置を受けましょう。

やってはいけない行動に注意

歯を押すと痛むとき、不安や焦りから思わず間違った対処をしてしまうことがあります。次のような行動は避けましょう。

 ❌ 患部を温める
   血行が促進されて炎症が悪化するおそれがあります。

 ❌ 痛む箇所を強くこする・押す
   神経や歯茎を刺激し、痛みが強まる原因になります。

 ❌ 市販薬を長期間飲み続ける
   根本原因が解決されないまま、症状が慢性化するリスクがあります。

 ❌ 痛みが治まったからと放置する
   一時的に治ったように見えても、再発や悪化を招くことがあります。

不安なときこそ、自己流ではなく歯科医など専門家のアドバイスを参考にしましょう。

 

関連記事:歯周病はうがいで治る?効果的なセルフケアと限界を歯科のプロが解説!

 

放置すると悪化する!歯の痛みが招く深刻なリスク

歯の痛みを感じて頬を押さえる男性。歯ブラシを持ち、鏡の前で違和感を確認している。

受診を先延ばしにすると、症状が進行し、治療が複雑になる可能性があります。

違和感に気づいた時点で受診することで、早期の対応につながり、治療の負担を軽減できます。

歯が抜けてしまう(重度歯周病・破折)

歯を押したときの痛みが、歯周病や歯の破折によるものだった場合、急速に悪化する危険性があります。

もし歯がぐらついているなら、歯周病の進行によって歯を支える骨が溶け始めているサインです。

また、歯の根元にひびが入っている場合は時間とともに亀裂が深まり、やがて抜歯が必要になることもあります。

痛みが慢性化すると治療が長引く

痛みをそのままにしておくと、やがて慢性化し、治療が長引くおそれがあります。

たとえ初期段階での違和感や軽い痛みであっても、放置すると炎症や刺激が繰り返され、次第に症状が悪化していきます。

慢性化すれば、治療にかかる時間が増えるだけでなく、通院回数や医療費の負担も無視できません。

さらに、根管治療後にも痛みが残るなど、症状が複雑になる場合もあるため、早めの対応が肝心です。

 

関連記事:歯周病とは?放置すると歯が抜ける?原因・進行・対策を徹底解説

 

よくあるケースから学ぶ|「早めの受診が正解だった」体験談

歯科医院で治療を受ける男性患者と歯科医師

「歯を押すと痛い」という症状は、思いがけない原因やトラブルが隠れていることもあります。
ここでは、実際によくあるパターンをもとに、歯科医院での診察に至った3つのケースを紹介します。

※以下のケースは、よくある傾向をもとに構成した参考例です。特定の個人の体験談ではありません。

ケース1|違和感だけだったのに…実は膿がたまっていた!

「数日前から、歯を押すとなんとなく違和感がありました。虫歯じゃないはずなのに…と様子を見ていたのですが、実は歯茎の奥に膿が溜まっていて、神経を抜く処置が必要な状態になっていました。

もっと早く歯医者さんに行っていれば、軽い治療で済んだのかもしれません。」

ケース2|歯ぎしりが原因で押すと痛む?

「朝起きたとき、なんとなく奥歯を押すと痛みがありました。虫歯かな?と思って歯医者に行ったところ『夜の歯ぎしりが原因ですね』と言われてびっくり。

ナイトガードをつけるようになってからは痛みがなくなり、歯を守るってこういうことかと実感しました。」

ケース3|親知らずが原因で口が開かない…

「親知らずが生えてきたのか、歯茎が腫れて押すとズキッと痛むようになりました。

最初は我慢していたのですが、だんだん口が開けづらくなってきて、これはまずいと思い慌てて歯医者へ。

その場ですぐに抜歯してもらえたおかげで、痛みも腫れもすっかり治まりました。」

 

小さな違和感でも、見逃すと思わぬトラブルにつながることがあります。放置せず、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

 

関連記事:歯ぎしりの影響と予防方法とは!口腔外科出身の歯医者が教える

 

まとめ|「歯を押すと痛い」は放置せず早めの対応を

笑顔を見せる若い女性

歯を押したときの痛みは、虫歯でないからと軽く見てしまいがちですが、じつは見逃せないサインのこともあります。

歯周病や神経の炎症、歯のひび、ストレスによる食いしばりなど、原因はさまざまです。そのまま放置すれば、症状が悪化するおそれもあるため注意が必要です。

「少し気になるけど、様子を見ようかな」と迷ったときこそ、歯科医院での早めの相談をおすすめします。

早めの対応は、歯を守るだけでなく、治療にかかる時間や費用の負担を軽くすることにもつながります。

 

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