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コラム
【完全解説】インビザラインのリテーナーはいつまで装着すればいいのか?
「インビザラインのリテーナーはいつまで装着すればいいのかな?」
「リテーナーとマウスピースとの違いが知りたい!」
「リテーナーってたくさん種類があるのかな?」
このような悩みを解決できる記事となっています。
インビザラインの矯正治療を終えた後、次に重要なのが「リテーナー」の装着です。
矯正が終わったからといって安心してはいけません。
リテーナー(保定装置)の役割は、移動した歯をそのままの位置に安定させることです。
ですが、「リテーナーを一体いつまで装着すればいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、歯科ハミール高田88の赤崎院長の経験を元に、インビザラインのリテーナーに関するあらゆる疑問にお答えします。
歯科ハミール高田88(新宿区高田馬場 歯科)は、東京都新宿区高田馬場に位置し、JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線の高田馬場駅から徒歩1分という非常にアクセスの良い立地にあります。
当院は、インビザラインをメインとした矯正治療に特化しており、多くの患者様が快適に治療を受けられるよう、最新の技術と設備を整えています。
患者様のライフスタイルに合わせた治療プランを提案し、矯正治療終了後のリテーナー管理についても丁寧にご説明させてもらっております。
この記事の監修者
歯科ハミール高田88院長の赤崎 公星です。
歯科ハミール高田88では、患者様とのコミュニケーションを大切にしています。
当然痛みに配慮するだけでなく、どの患者様も不安に思われる費用、治療期間を提示した上でコミュニケーションを取り治療計画立案致します。
「だれもが」安心してかかれる歯科医院です。
元々私の父は「困った人を助けたい!」という理念の元、当時誰も進んで行っていなかった障害者歯科・訪問歯科を二本柱に医療法人歯科ハミールを大きくしてきました。
高田馬場院では土地柄や時代の流れに合わせ、患者様とコミュニケーションを取りやすくする為に以下の点に力を入れています。
「言語サービス」
英語はもちろん中国語・韓国語ネイティブのスタッフを厳選し、さらに「だれもが」安心してかかれる歯科医院になります。
高田馬場の患者様と相互的なコミュニケーションを常に忘れずに、地域貢献できるよう努めて参ります。 どうぞ宜しくお願いします。
◆経歴
- 2002年
- New Westminster School留学(カナダ)
- 2003年-2004年
- Mentone Grammer School留学(オーストラリア)
- 2005年
- 私立名古屋高校卒業
- 2006年
- North Texas大学留学(アメリカ)
- 2016年
- 私立愛知学院大学歯学部卒
◆所属団体
インビザライン社公認 プラチナプロバイダー
インビザライン(マウスピース矯正)認定医
日本口腔インプラント学会
一般社団法人日本口腔インプラント生涯研修センター
North Texas大学留学(アメリカ)
私立愛知学院大学歯学部卒
第33期生 日本障害者歯科学会
リテーナーとは?
リテーナーとは、矯正治療後に歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」を防ぐための保定装置です。
インビザライン矯正やワイヤー矯正の治療を終えた後に、移動した歯を新しい位置に安定させる役割を担います。
リテーナーの装着期間は、通常は矯正治療にかかった期間と同じかそれ以上で、一生涯にわたる場合もあります。
リテーナーとマウスピースとの違い
インビザライン矯正で使用されるマウスピースとリテーナーは、見た目が似ていますが、その役割は大きく異なります。
マウスピースは歯を動かすための装置であり、歯の位置を計画的に変えるために使用されます。
一方、リテーナーは動かした歯をその位置に保つための装置であり、歯の動きを制御して安定させることが目的です。
関連記事:インビザラインのゴムかけの3つの効果|やり方や注意点についても解説
インビザラインのリテーナーはいつまで装着すればいいのか?
インビザラインのリテーナーは、治療終了後、少なくとも最初の1年間は常時装着することが推奨されています。
その後は、歯の安定具合を見ながら徐々に装着時間を減らしていきますが、少なくとも毎晩の装着は生涯続ける必要があります。
これは、歯が再度移動しやすい状態にあるためであり、完全に安定するまでには長い時間がかかるためです。
リテーナー装着のステップ
- 治療直後のステージ
最初の6ヶ月〜1年間は、食事や歯磨きの時以外は常時リテーナーを装着することが重要です。これは、歯の周囲の骨や歯茎が新しい位置に適応するのに時間がかかるためです。 - 安定期への移行
リテーナーの装着時間を徐々に短縮し、夜間のみの装着に移行します。この期間は、歯の動きを抑えながら、さらに安定させることが目的です。 - 維持期間
この段階では、夜間のみのリテーナー装着を続けます。これは、特に歯が元に戻りやすい位置にある場合に有効です。患者さんによっては、一生涯にわたって夜間のリテーナー装着を続けることが推奨されます。
リテーナーを装着する際の通院頻度
リテーナーを装着した後も、定期的に歯科医院に通い、歯の状態やリテーナーのフィット感を確認することが重要です。通院頻度は以下の通りです。
- 初期6ヶ月:1〜2ヶ月に1回の通院
リテーナー装着後の最初の6ヶ月は、歯の移動やリテーナーの適合を確認するため、1〜2ヶ月に1回の頻度で通院します。 - 6ヶ月〜1年:3〜4ヶ月に1回の通院
リテーナーが安定し始めると、通院頻度を減らしていきます。この期間は、3〜4ヶ月に1回の通院で、歯や歯茎の状態を確認します。 - 1年以降:6ヶ月に1回の通院
安定期に入った後も、少なくとも年に2回は歯科医院でのチェックを行い、リテーナーの効果や歯の状態を確認することが大切です。
インビザライン矯正の後にリテーナーが必要な理由
インビザライン矯正後にリテーナーが必要な理由は、歯が新しい位置に安定するまでに時間がかかるからです。
歯は周囲の組織によって支えられていますが、矯正治療で移動した後はその支えが不安定な状態になっています。
1. 骨が溶けてできた隙間に歯が移動するから
矯正治療中、歯を動かす際には周囲の歯槽骨が溶け、移動先には新たに骨が形成されます。
治療直後は、この新しい骨がまだ十分に硬化していないため、リテーナーを使用しないと再び歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。
2. 歯槽骨(歯の周りの骨)が溶けるから
矯正治療によって歯が移動すると、その周囲の骨は一時的に吸収され、再形成されます。
この過程で骨が溶けた状態になると、歯を安定させるための支えが一時的に減少します。そのため、リテーナーを使用して歯の位置を固定する必要があります。
3. 歯が移動してできた隙間に新しい骨が再生してしまうから
歯が移動した際にできた隙間には、新しい骨が再生されます。
この新しい骨がしっかりと歯を支えるまでには時間がかかるため、その間に歯が元の位置に戻ってしまうことを防ぐためにリテーナーが必要です。
関連記事:【9割の方が知らない】インビザライン装着中に食事をしてはいけない理由3選
リテーナーの種類
リテーナーには、可撤式(取り外し可能)と固定式の2種類があり、それぞれに特徴があります。以下に主なリテーナーの種類を紹介します。
- ビベラリテーナー(可撤式)
- スプリングリテーナー(可撤式)
- QCMリテーナー(可撤式)
- ベッグタイプリテーナー(可撤式)
- ホーレータイプリテーナー(可撤式)
- トゥースポジショナー(可撤式)
- ボンデッドワイヤー(固定式)
- リンガルアーチ(固定式)
順番に解説します。
1. ビベラリテーナー(可撤式)
インビザライン治療後に推奨されるリテーナーで、透明で目立ちにくいのが特徴です。形状はインビザラインのマウスピースと似ており、装着感が良く、見た目にも気になりません。
2. スプリングリテーナー(可撤式)
弾性のあるワイヤーとアクリルで構成されたリテーナーで、軽微な歯の移動を調整することができます。取り外しができるため、清掃も簡単です。
3. QCMリテーナー(可撤式)
透明なプラスチック製のリテーナーで、歯にフィットする形状です。目立ちにくく、軽量で、患者さんにとって快適な装着感を提供します。
4. ベッグタイプリテーナー(可撤式)
主に上顎に使用されるリテーナーで、ワイヤーが歯列を覆うように設計されています。可動性が高く、軽度な歯の移動を制御することができます。
5. ホーレータイプリテーナー(可撤式)
最も一般的なリテーナーで、前歯を固定するためのワイヤーとアクリルプレートで構成されています。耐久性があり、長期間の使用が可能です。
6. トゥースポジショナー(可撤式)
シリコーン製のリテーナーで、軽微な歯の移動を調整することができます。噛み合わせの調整にも使用され、装着感が柔らかいのが特徴です。
7. ボンデッドワイヤー(固定式)
歯の裏側にワイヤーを接着するタイプのリテーナーです。取り外しができないため、常に装着された状態で歯の位置を保持します。前歯の後戻り防止に効果的です。
8. リンガルアーチ(固定式)
奥歯の裏側に装着するリテーナーで、歯列の全体的な保持に使用されます。目立たず、固定力が高いため、後戻り防止に優れています。
リテーナーを清潔に保つためにすること
リテーナーを清潔に保つことは、口腔内の健康を維持するために非常に重要です。以下のポイントを守り、リテーナーの清潔を保ちましょう。
- 外したときはケースに保管する
- 食事を摂る際はリテーナーを外してから
- 歯磨き粉を使わずに、柔らかい歯ブラシで手入れする
順番に解説します。
1. 外したときはケースに保管する
リテーナーを外した際は、専用のケースに保管しましょう。
むき出しで放置すると、細菌が付着したり、誤って破損してしまう可能性があります。
持ち運びの際も、ケースに入れておくことで紛失を防ぐことができます。
2. 食事を摂る際はリテーナーを外してから
食事の際には、必ずリテーナーを外しましょう。
食べかすがリテーナーに付着すると、細菌が繁殖し、口臭や虫歯の原因となります。
また、飲み物の色素がリテーナーに付着し、変色することもあるため、注意が必要です。
3. 歯磨き粉を使わずに、柔らかい歯ブラシで手入れする
リテーナーはデリケートな素材でできているため、歯磨き粉の研磨剤で傷が付くことがあります。
リテーナーの手入れには、歯磨き粉を使わずに、柔らかい歯ブラシでぬるま湯を使って優しく洗いましょう。
洗浄剤を使う場合は、専用のリテーナークリーナーを使用することをおすすめします。
リテーナーをサボったらどうなるのか?
リテーナーを装着しないと、矯正治療で得られた歯並びが再び元の位置に戻ってしまう可能性があります。リテーナーをサボると、以下のようなリスクが生じます。
- 歯並び矯正の再治療が必要になる
- リテーナーが合わなくなってしまう
- 再装着時に痛みを感じる
順番に解説します。
1. 歯並び矯正の再治療が必要になる
リテーナーを装着しないと、移動した歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こります。この場合、再度矯正治療が必要になることがあり、時間的・経済的な負担が増します。
2. リテーナーが合わなくなってしまう
リテーナーをサボることで、歯が移動してしまい、リテーナーが合わなくなってしまうことがあります。リテーナーが合わないと、歯を保持する効果がなくなり、さらに後戻りが進行します。
3. 再装着時に痛みを感じる
リテーナーを長期間サボると、再度装着した際に痛みを感じることがあります。これは、歯がリテーナーの形からずれてしまっているためで、強い締め付け感や痛みが生じることがあります。
まとめ【リテーナーは、少なくとも最初の1年間は常時装着】
インビザライン矯正の治療後にリテーナーを正しく装着することは、歯並びを維持し、美しい笑顔を長く保つために非常に重要です。
歯科ハミール高田88では、患者様一人ひとりに合わせたリテーナーの選定と適切な管理方法を提案し、リテーナー装着後のフォローアップも丁寧に行っています。
高田馬場駅から徒歩1分という便利な立地にあり、地域の皆様にとって通いやすい歯科医院として、インビザライン治療やリテーナー管理のサポートを行っています。
矯正治療後の歯並びの維持にお悩みの方は、ぜひご相談ください。
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